新築外構工事の予算の考え方②
外構工事の予算の考え方にこんなイメージが当てはまる様に思います。
それは理想としてですが感覚として「車」の価格と同じイメージという事です。
どういう事かと言いますと、外構工事費用として欲しい車(実用車)の新車価格を当てはめて考えてみると意外と近いイメージになるという事です。
例えば車なら
「近所に買い物に行く程度」や「家族の送り迎えや通勤に使う程度」の使用目的で軽自動車やコンパクトカー・・・¥100万〜200万
「家族でレジャーに出掛けたい」や「沢山の荷物と人を運びたい」ならファミリーカーやミニバン・・・¥300万〜400万
「車内の快適性や乗り心地の良さが欲しい」や「人より少し目立ったり高級だったりする車に乗りたい」ならフラッグシップセダンや輸入車・・・¥500万〜1000万以上
これが外構なら
「駐車スペースがあってアプローチや門構えがあれば良い」・・・¥100万〜200万
「休日に庭でBBQをしたりプールや菜園を作って楽しみたい」「駐車場の屋根や物置や水回りなどの機能が欲しい」・・・¥300万〜400万
「庭を間取りの一部として快適な空間にしたい」「他所よりちょっとラグジュアリーで素敵なエクステリアにしたい」・・・¥500万〜1000万以上
と、こんな感じです。
いかがでしょうか?
またはこんな考え方もあります。
「駐車場に停まっている車の価格帯と、その車が止まっている門構えやエクステリアの価格帯は同等だとバランスが良い」
です。
¥500万以上かけたラグジュアリーなエクステリアの中に¥100万の軽自動車が停めてあるのも違和感がありますし、逆に¥100万で簡素に仕上げた外構の中に高級輸入車が停めてあるのもまた違和感があります。
これらのイメージはあくまで「人々が車に求める価値と外構や庭が提供できる価値」が同じなのではないかと考えている私のイメージです。
車は大好きだけどそれ以外は興味が無いとおっしゃる方には理解しがたいものかもしれません。
同様に、家のインテリアやファッションはハイブランド嗜好だけど外のことはよく分からないとおっしゃる方にもイメージしにくいかもしれません。
しかし私は、外構やお庭をしっかりと作り込むことで発揮されるパフォーマンスは、車や家具や衣服の持っているパフォーマンスと同等かそれ以上だと思っています。
けっしてお金を掛ければ良いというものではありませんが、掛けたら掛けただけのプライスレスな価値が生まれてくるのは間違いありません。
一生に一度の家づくりです。是非エクステリアやお庭造りも一緒に考えてみてください。