凛とした静寂の中でそよぐ風が心地良い、至福の眺めを手に入れるモダンジャパネスク枯山水ガーデン

施工費用
¥250万〜¥300万
工期
約3週間
施工住所
千葉県柏市
家族構成
夫婦2人

お庭部分だけが手付かずの状態でして、最初のご相談から「お庭に和の眺めが欲しい」と言うオーナー様たってのご要望でした。

基本的には「眺めて楽しむお庭」にする方向で、「枯山水」だったり「石庭」のイメージをオーナー様と共有してデザインを考えました。

道路から丸見えの庭部分でしたのでパーテーションで区切りを付け、お部屋から眺めた時に内側の世界観を損なわない様に配慮しましたが、建物の外観が和風ではない事やコンテンポラリーな要素を取り入れたかった事もあり、あえて金属感のあるシルバーのアルミフェンスを採用しました。

アルミフェンスの意匠にはオーナー様からいただきました「程よいチラ見せ」のキーワード(笑)から縦のルーバーフェンスを採用しましたが、これは景石に使用した「鳥海石」とのマテリアルコントラストをより強く際立たせ、特にライトアップ時の「凛」とした表情を感じさせる事にも役立っております。

お部屋へ繋がるフロアにはタイルデッキを採用していますが、程よい浮遊感と硬質で整然とした質感がフェンスとの相性も良く、全体をまとめてくれています。

枯山水には苔と景石で3つの島を作り植栽と盆栽台をバランス良く配置しましたが、図面上のデザインを考慮しつつも「石の顔」を探し表情を見ながら現場で配置や据え方を考えるのは、こちらにとってもとても楽しく庭づくりの醍醐味を味わえた作業でした。

砂紋の入れ方で場に流れる水の表情を変えられますので、ある時は「島々を望む海原の情景」として見ていただいたり、またある時は「流れの清らかな沢の情景」にして眺めていただいたりと、季節や気分でカスタマイズを楽しんでいただけます。

ご主人にはお気に入りの盆栽を飾っていただいたり、砂紋を引いてカスタマイズを楽しんでいただいたり、奥様には眺めながらお部屋でヨガやお茶を楽しんでいただいたりと、日々の暮らしの中でお庭を存分に楽しんでいただける「枯山水の石庭」になりました。

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