擁壁に囲まれた立地を生かしたドライエリアテイストのリビングデッキ
- 施工費用
- ¥150万〜¥200万
- 工期
- 約3週間
- 施工住所
- 千葉県流山市
- 家族構成
- 夫婦+子供2人
山の斜面を造成した宅地で北側の道路とかなりの高低差がありながら、南側の庭にも3mを超える擁壁で土留がある状況でしたが、芝生があるだけのスペースで持て余していると言う事でした。
空間としては地面を掘り下げている半地下の様な環境でしたので、「ドライエリア」の様なイメージでご提案をまとめてみました。
道路からの高低差が大きい事や周囲環境からお庭での工事に使用する材料の搬出入が容易ではない事もあり、土工事に加えてセメントやコンクリートを多く使うタイルテラスよりも、ウッドデッキでの舗装をご採用いただけました。
庭のほとんどをウッドデッキにし、最も日照と風通しが確保できる建物側の箇所に洗濯物干しを造作設置してあります。
また、季節によっては擁壁側の日照が確保しづらい事に加えて、地中にある擁壁の基礎や地山の粘土層の影響もあり、水捌けが悪い状態でしたので植栽帯を地面より高い位置で造作する事を考えました。
ウッドデッキの床に近い高さに地面ができる形でデザインしてありますので、デッキから触れるくらい近くに低木類や草花を植える事ができ、部屋からもそれぞれを鑑賞できる様になっています。
そもそもカーテンを開けっぱなしでも外から見られる事はない環境でしたので、ライティングも取り入れて夜間も眺めていただける様になっています。