高いポテンシャルを持ちながらも上手く使えていなかった中庭を生まれ変わらせたガーデンリフォーム｜外構エクステリアのデザインオフィス　柏市・流山市・印西市・つくばみらい市

建築の方で庭部分を囲って中庭の状態を形成してある空間でしたが、何となくのウッドデッキと植栽があるだけで上手く使えていないと言う事でご相談をいただきました。

そもそもの空間の意図として「プライベート感のある庭空間」をお求めとお見受けしましたので、ご家族のくつろぎの空間になる様にご提案をさせていただきましたが、現況から必要とされる「掃き出し窓からお庭への動線」「お部屋からフィックス窓を通しての眺め」「玄関への動線」のそれぞれの確保に加えて、「居住性のある屋外空間」になる様に考えました。

居住性のある屋外空間を創出しようとする場合、掃き出し窓の前にタイルテラスやウッドデッキを設置することが多いですが、殆どの場合は床を高い位置に形成する様にします。しかし今回はあえて目線が低い位置になるようにしたかったのでウッドデッキの床を座れる座面として積極的に使う形を考えました。※目線を低くする事で既存の囲いの高さがそのままでも外界の景観を気にする事なくお庭で過ごしていただけます。

座面としては、ご家族でテーブルを囲める様に「コの字型の造り付けベンチ」をウッドデッキと一体化させたデザインとし、上部には日除けにも雨避けにもなるテラス屋根を設置しましたので、強い日差しや急な降雨を気にする事なく気軽にお食事やお茶を楽しんでいただけます。

植栽についてはオーナーさまがご自身で行いたいと言う事でしたので、元々のお庭の中央にあったシマトネリコを庭の角に、イロハモミジを中央に移植するだけに留めてお引き渡しをしましたが、その後のオーナーさまの頑張りでとても素敵な中庭空間が出来上がりました。