隣接２世帯の共有ガーデンをツインフロアのアウトドアリビングにリフォーム｜外構エクステリアのデザインオフィス　柏市・流山市・印西市・つくばみらい市

先代が造られた石組みのある庭部分のお手入れが大変で。。。というご相談から始まった計画です。

加えて、隣接する芝生エリアも持て余してしまっているとの事でしたので、２つの敷地を跨ぐ庭全体を３世代で楽しんでいただける様にデザインを考えました。

最初は石組の庭と芝生の庭を回遊できる様なダイレクトな繋げ方を模索しましたが、それぞれの地盤に高低差があり据え付けられた景石もそのままにしながら「空間の確保」と「動線の確保」に加えて「景観の良さ」を両立させる事が難しく、思い切って動線上で無理に繋げる事をやめて、それぞれのフロアの居住性を高める事にしました。

芝生エリアも少しは残したいと言うお話もありましたので、ウッドデッキエリアとタイルデッキエリアと芝生エリアの３つの構成で考えてありますが、メインはタイルデッキエリアとして意匠性と居住性に重きをおきました。テーブルを出せばいつでもアウトドアダイニングになる空間としてデザインしましたが、窓からの景色としても美しくなる事を意識しました。

今回採用したテラス屋根はルーバーを手動で開閉させられる商品をチョイスしました。これはルーバーを完全に閉じれば日射を完全に遮る構造になっていて真上からの降雨にもかなり有効な物になっています。また、ルーバーの角度を調整する事で日射量も調節できるので季節や天候で様々な使い分けができると思います。

夜間にもしっかりと使っていただける、もしくは眺めていただける様にライティングデザインもしてありますので、昼夜問わずにご家族の団欒を楽しんでいただけるアウトドアリビングにできました。